Breedlove Pursuit コンサーティーナ E レビュー

Breedlove Guitars は、音響設計の常識から逸脱する意欲があることで常に知られています。 ピンレスブリッジやJLDトラスシステム（トップにかかる張力を打ち消し、サステインと共鳴を高めるブリッジとテールブロックにまたがるダボ）などの機能は、Breedloveを先進的なブランドとして区別するのに役立ちました。 しかし、それらはまた、多くのプレイヤーがより現代的なトーン シグネチャ、つまり確立された 20 世紀半ばのアコースティック サウンド テンプレートに代わるものとして分類するものにも貢献しました。

Breedlove は特殊なボディ スタイルでも知られています。 昨年、同社は新しいプラットフォームであるコンサーティーナを導入しました。12 フレット、スモールボディのフラットトップで、これは明らかに近年のパーラー ギターのルネッサンスへの反応です。 現在、コンサーティーナは、米国でデザインされ中国で製造されている、手頃な価格のパースート シリーズの一部として入手可能です。 LR Baggsエレクトロニクスを搭載したPursuitConcertinaEをチェックしてみました。実売価格は約500ドルですが、価格に見合った優れたギターです。

父親の手頃なギターではないコンサーティーナの比較的地味なギグバッグは第一印象は良くありませんでしたが（将来的には代替品を探したくなるかもしれません）、この楽器を膝の上に置くとすぐにその魅力に魅了されました。

コンサーティーナ E は、シンプルなアワビのロゼット、白黒のパーフリング、べっ甲のバインディングが魅力的です。 堅固なウエスタンレッドシダーのトップは豊かな琥珀色の仕上がりで、ラミネートされたマホガニーのバックとサイドには繊細だが美しい蜂の巣模様が施されています。 この楽器も非常に誇りを持って丁寧に作られているようです。 ボディの光沢仕上げは完璧で、ボディ内部にも細部へのこだわりが見られます。 コンサーティーナには、手頃な価格のギターのように悲鳴を上げたり、つぶやいたりするものは何もありません。

ギターは見た目と同じくらい良い感じです。 膝の上に置いても、立った状態でも軽くてバランスが取れています。 （かかと部分にストラップボタンが付いているので便利です）。 25 インチ スケールは、ギブソンの 24 3/4 インチ スケールとマーティンの 25.4 インチの間の快適な中間点を占めます。比較的スリムな C シェイプのプロファイルにより、ネックはおそらく太い V シェイプのネックを好む伝統主義者には魅力的ではありません。非常に快適かつ高速で、初心者やエレクトリックに慣れているプレーヤーに最適です。

ナット幅は1.69インチで、フィンガースタイルにうるさいプレイヤーにとっては窮屈に感じるかもしれませんが、この楽器で演奏したバッハ編曲の複雑なコード形状を演奏するには十分以上に快適でした。アクションは低いですが、そうではありません。そして、コンサーティーナ E で初めて F バレー コードを学ぶ初心者の相対的な満足感は容易に想像できます。上弦ではハーフステップ、さらには全ステップ ベンドも簡単に実行でき、ブルースやロックのプレイヤーはこれを気に入るはずです。

全体として、コンサーティーナは暖かくドライで非常に好感の持てる声を持ち、シダーとマホガニーのトーンウッドの組み合わせの特質を明確に伝えます。 私が予想していたよりも少しパンチと突起があり、これは小さなボディのギターにとっては常に嬉しい驚きです。 また、バランスが取れていてダイナミックで、フィンガースタイルのニュアンスを伝えるのに十分な感度と、力強いフラットピッキングに対応できるヘッドルームを備えています。

コンサーティーナ E のダイナミズムは、驚くべき複雑さにも表れます。 コンサーティーナ E は、基本的なオープングリップからタイトにボイシングされたジャズコードまで、あらゆるタイプのコードボイシングにうまく反応しました。 明らかに私の期待を超えた、目に見える滑らかさと音の分離があります。 サスティーンも素晴らしく、単音がほのかに自然な残響をもって鳴り響きます。 高音弦のレスポンスは甘く、クリアで、このクラスの多くのギターのように、まったく刺激的ではありません。 一方、中音域にはかなりの鳴き声があります。

弱点は少ない。 6弦では時々ローエンドのレスポンスが少し生ぬるいように感じました。 しかし、低音をより強くピッキングし、和音のアクセントをより軽くかき鳴らすことで簡単に補うことができました。また、ローエンドのレスポンスが弱いのは、たとえ高価なギターであっても、ボディの小さなギターに特有のものです。

Pretty Plugged InConcertina には、LR Baggs による EAS (Element Active System) が装備されています。 このアンダーサドルピックアップのサウンドは素晴らしいです。 また、物理的に独立しており、ボリュームサムホイールノブという単一のコントロールがサウンドホールの端に隠れています。 Fender Acoustasonic アンプに接続すると、Concertina は、アンダーサドル ピックアップにありがちなコンプレッションやクワガタ感がなく、プラグを外したときと非常によく似た、暖かく自然なサウンドになります。

評決コンサーティーナ E は、最もコストに制約のあるプレイヤーでも本物の品質を手に入れることができる、ギター製作の相対的な黄金時代に私たちが生きていることを思い出させてくれる、手頃な価格のギターの 1 つです。 初心者にとっては十分手頃な価格ですが、予算重視のプロの多くはこの小さなフラットトップの可能性に興奮するのではないかと思います。